性行為したら出られない部屋【サンプル】

こちらはIdtt.Ⅴの探納R18となります。

原則として18歳未満の閲覧は御遠慮下さい。

サンプル閲覧可能文章数 78,796文字 2時間37分 (製本には10万文字掲載)

A6|R18|本文300P|描きおろし豪華挿絵7枚あり|2000yen

 

掲載概要

 

「性行為したら出られない部屋1~6話」+最終話(本のみ掲載)

欲の婚姻~「ガーターベルトを脱がせないと出られない部屋」~※女装有

 

それは突然に

 

瞼を通して作り出された赤い視界を感じる前に目は覚醒された。白くくすんだ天井が日々見る部屋だと感じさせてくる。しかし何か…いつもとは違う得体の知れない不快感を心身が察知していたのだ。目覚めたばかりで重々しい上体を起こすと隣には青いパジャマを纏っている愛おしい恋人"イソップ・カール"が寝入っていた。

昨晩、彼に情事を持ち込んだもののいつも以上に強い睨みを効かせ、不機嫌のまま自身を突っ張ってきたのだ。その後渋々と自室に戻り冷えた毛布に我が身を包ませ就寝をしたはずであったが、彼が同じベッドで隣にいるということは和解したのだろうか…。ひそひそとお酒を飲んでいた為本音を言えばあの後どうなったのか覚えていないのが現状。そしてこの部屋の違和感は彼の部屋であったためなのだろうか…と部屋を見渡し思考を巡らせた。だが、中心にある木製のテーブルの上にぽつんと置かれた謎の木のボードによってその考えは崩れ去った。

ボードには「おはよう♡」という文字が深く抉り抜くように刻まれていたのだ。

勢いのままに刻まれたような字体はより語尾にある♡への妙な奇怪感を増幅させ不愉快にさせてくる。

とりあえずイソップを起こすしかないと結論に出た。理由は明白であり、ボードは一目で彼が行ったことではないと直ぐに分かったためである。細身でありつつも適度に張られた肩を右往左往に揺らす。

案の定眉間に皺を寄せながら目を覚ます彼。隣に座っている僕を視界に入れた瞬間、瞬時にこれでもかというほどのビンタをかましてきたのだ。バチンッ!という音がより目をぱちくりさせ喉を跳ね上がらせた。

 

 

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欲の婚姻~「ガーターベルトを脱がせないと出られない部屋」~

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原則として18歳未満の閲覧は御遠慮下さい。

スルッ、シュッ。

いつもとは違う衣服の擦れる音が自身の耳を掠める。肌にしっとり触れるキュプラシャツと滑りが良い上質なシルクのジャボはあまり好みの感触ではない。

自身の本来の身分を思い起こさせるのもそうであるがなにより吸水性も悪く染みになりやすかった。

この貴族の衣での試合は調子がでないの一言に尽きる。

日々の衣装は自室のクローゼットの中に一着のみナイチンゲールから送られてくるのだ。

選ぶようなことなどできず渋々衣服を纏う日々。だが、今着てる通称【琴師】の衣服はほとんどの確率で送られてこないが、まぁ…、もちろん送られてくる日もある。

単純にそれが今日であっただけの話だ。と思いたかったのだが何故か今日の衣服は普段の琴師と少し違っていた。

 

それはガーターベルトと女性用ショーツがついていたことだ。

ガーターベルトは純黒であるにもかかわらず穢れを感じさせないものであり、さし色として鮮やかなまでの黄色のレースがついているデザインであった。

如何にも携帯品として所持している【黄バラの骸】をなぞったようなものである。

ストッキングは自身の脚のサイズよりもあえて一回り小さく作られているようであり脚を圧迫し、窮屈感と不快感が否が応でも芽生えさせてきた。

しかし、まだガーターベルトは古来英国にて男性用とし発祥したため抵抗感は自身の中では比較的薄いほうであった。

 

 

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